【法人税申告を自力で行う手順】

「法人税申告お助けくん」を使って法人税申告を完了するまでの実際の手順の一例を示します。
参考にしてください。

 

  項目 作業内容 注意事項
1 「会計ソフト」で
仕訳の入力
会計ソフトなどで、通常の仕訳を行っておきます。この段階で減価償却の仕訳も入力完了しているものとします。
ただし、この段階では、該当年度の法人税などの金額が未定のため、法人税関連の仕訳(未払法人税など)は未入力にしておきます。
法人税関連の仕訳には、「法人税」、「法人の住民税、事業税」の仕訳が含まれます。
2 仮の決算書類の作成 上記の仕訳がすべて完了したら、法人税関連以外の仕訳が入力された「仮の決算書類」を出力します。
ここでの出力は、損益額などの数値が分かればよいので、PDFファイルなど、もしくは会計ソフト上で確認することができればOKです。
 
3 法人税申告書類の取得 新しい事業年度が開始して1か月前後過ぎ、税務署から法人税申告書類が送付されてきたら、その書類に記載されている注意事項、法人税率、住民税均等割額などを確認します。 税率、税額などは、税務署の担当者の方に聞いてください。例えば、愛知県では法人県民税の均等割額が通常より1,000円加算され、21,000円になってます。地域によって異なりますのでご注意ください。
4 「お助けくん」で
情報入力
「法人税申告お助けくん」を起動して、会社情報および決算情報の画面の記入できる項目をすべて入力します。ここで、仮の決算書を確認しながら、該当年度の損益額などを入力します。 何を入力すれば良いのか分からない項目は未記入でOKです。
5 法人税申告書一式を
印刷
「法人税申告お助けくん」で記入できる項目をすべて入力したら、[計算]を実行、次に[印刷]を実行し、法人税申告書一式を紙に印刷します。  
6 「会計ソフト」で
決算仕訳の入力
「法人税申告お助けくん」の「申告作業」の画面に「決算仕訳」として、「法人税関連の仕訳の例と金額」が表示されるので、この仕訳を会計ソフトに追加で入力します。  
7 「会計ソフト」で
決算書類を印刷
会計ソフトで法人税関連の仕訳が入力し終わったら、該当年度の仕訳がすべて入力完了となりますので、ここで提出するための決算書類を印刷します。  
8 税務署で
書類の確認・提出
税務署の法人税の担当者に法人税申告書類一式(決算書類、申告書など)を確認してもらい、問題無ければそのまま提出します。 提出時にホッチキスで関連書類毎にまとめて提出することをお願いされます。そのあたりも担当者に聞きながら作業すると間違いが無く安心です。
OCR用紙の書類は、モノクロで印刷したものでも受け取ってもらえるようです。
9 市役所で
書類の確認・提出
同じように市民税関連の書類を市役所の担当者に確認してもらい、問題が無ければ提出します。 「第二十号様式」は市役所に提出します。
10 県税事務所で
書類の確認・提出
同じように県民税関連の書類を県税事務所の担当者に確認してもらい、問題が無ければ提出します。 「第六号様式」、「第九号様式」関連は、県税事務所に提出します。
    以上で1年目は完了です。  
  【次年度】    
11 次年度の仕訳の入力 1年目と同じように仕訳を行います。  
12 前年度データの変換 2年目以降の申告書の作成は、「法人税申告お助けくん」を起動し、「はじめに」ボタンから、「前年データから新規作成」ボタンを押し、前年度のデータファイルを選択して、今年のデータに変換すると、多くの入力情報が自動的に入力されます。  
13 前年度と同じ作業の繰り返し あとは前年度と同じように作業となります。  

以上